亡くなった赤ちゃんにできること(天使ママ・パパの30個の実体験より)
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※最終更新日:2024年7月1日
(内容は日々追記・アップデートしています。)
これから赤ちゃんのお見送りをするママ・パパが、後悔のないお見送りができるよう、”亡くなった赤ちゃんにできること”を約300名の天使ママ・天使パパから教えていただき、30個の実例にまとめました。
調査方法:Instagramのアンケート機能、質問ボックス、DM
調査日:2024年3月14日~15日、2023年3月8日~9日、2022年3月20日~21日
回答人数: 316名
わたしたちが死産を経験したとき、突然の深い悲しみの中で慌ただしくお見送りの準備をしました。
不安定な精神状態の中、ゆっくりと考える余裕もなく、何をしてあげられるのかまとまった情報もありませんでした。
そして幸せな雰囲気に包まれた産院で、お見送りの準備について先生や看護師さんに尋ねることもためらってしまいました。
わたしたちだけでなく、他の天使ママ・天使パパのSNSやブログ、書籍などを見ても、お見送りの仕方について後悔している方が大勢いました。
ですが、やってあげられてよかったな、と思うことももちろんありました。
ここでは、SNSを通して、約300名の天使ママ・天使パパから教えていただいたことと、わたしたち自身が経験したことを、併せてまとめます。
ご協力いただいたたくさんの天使ママ・天使パパ、温かいお見送りの仕方を教えてくださりありがとうございました。
この記事を参考に、赤ちゃんのお見送りまでにいろんなことができること、そしてたくさんの思い出を作れることを知っていただけますように。
※この記事は、たくさんの天使ママ・天使パパが、深い悲しみの中でも、他のママ・パパのためになればと、つらい気持ちをかかえながらもご経験を教えてくださいました。
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。ご協力いただいたママ・パパのお気持ちを守るためにも、お願いいたします。

目次

▼ お見送りまでにできること
*手形・足形をとる
病院に取ってもらうよう依頼したり、スタンプ台などでご自身で取ることもできます。
一方で、どこまでしていいのか分からず、病院からの声かけが欲しかったという声もありました。
やりたいこと、やってほしいことは遠慮せず病院へ相談することをおすすめします。

*沐浴をする
赤ちゃんが小さすぎる場合、むくみがある場合、皮膚が薄い場合は出来ないこともあります。
その場合は、体を拭いてあげてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんもきっと気持ち良く感じてくれると思います。
*抱っこする
こちらも赤ちゃんの状態によっては難しい場合もあります。
産まれてすぐの温かいときに抱っこしたいという声もありました。
*お洋服/帽子/おくるみを作って着せる
小さなお洋服は病院でいただける場合があります。(ボランティアさんが寄付していたり、医療職さんが空き時間に手作りしているところもあります。)
現状、ほとんどの病院には寄付が行き届いていません。そのため手作りする方が多いです。
事前に入院予定が分かっている場合は入院中に裁縫道具を持ち込んで作ることができます。
お洋服以外にもタオルに刺繍をしてお洋服代わりにしたり、裁縫とは少し離れますが、花冠を作ってかぶせたりと、赤ちゃんを可愛く着飾ってあげる方が多くいました。
しかしながら、限られた時間の中で準備することは難しいかもしれません。
Soramusubiでは、お空へ旅立つ赤ちゃんのためのお洋服をお仕立て・寄付する活動をしています。必要であればお声かけください。

お空へ旅立つ赤ちゃんのための産着 "天使のお洋服"
*授乳をする
死産であっても、産後は母乳が出ます。
綿棒にふくませてお口に持っていくことや、母乳が出ない場合は、仕草だけでもしてあげてみてはいかがでしょうか。
授乳の様子を写真に収めるママもいました。
病院でおっぱいを冷やすことを勧められたり、母乳を止めるお薬を処方されるため、その後は徐々に分泌が減っていきます。
幸せな雰囲気に包まれた病院でひとり、母乳を止めるお薬を飲むことは孤独で辛く苦しいものです。
*絵本の読み聞かせをする
ママとパパが赤ちゃんのために選んだ絵本を読み聞かせしてあげる方もいます。
パパが読み聞かせをしている様子を動画に収めたという方も。大切な宝ものになったとお話してくれました。
*母子手帳の出産記録を書いてもらう
死産であっても母子手帳の出産記録を書いてもらうことが出来ます。
赤ちゃんの身長・体重なども計測して記録してもらえます。
後から、メモリアルベアやメモリアル品をお迎えする方は、赤ちゃんの身長・体重などの記録が必要になります。

実際の母子手帳
*家族で一緒に過ごす
家族で一緒に寝たり、添い寝をしながら子守歌を歌ったり、海に行ったりみなさん思い思いの過ごし方をしています。
パパ特製カレーを作ってあげて、おいしそうな食事の匂いを共有したという方も。
わたしたちは退院してから火葬まで一晩自宅で過ごしました。
とても悲しいはずなのに不思議と心から幸せだと思える時間でした。
気温が高いと、赤ちゃんの変化が進んでしまうため、ご自宅で過ごす場合は温度の低いお部屋でお過ごしください。(真冬以外は冷房18℃)
*赤ちゃんにお手紙を書く
わが子に伝えたいこと、ママとパパの想いを、文字やイラストを通してお手紙に書く方も。
その手紙をお棺に入れる方が多くいました。
実際に、自分自身の気持ちを文字に起こすことで、「気持ちの整理ができ、少し落ち着くことができた。」といった声もありました。
ご家族のみなさんの温かい想いが、お空の子どもたちに届きますように。
*写真・動画を撮る
写真や動画を残したママ・パパの声をいくつか紹介します。
・赤ちゃんに振袖を着せた(かけた)写真
・ベビーカー・チャイルドシートに乗せた写真
・赤ちゃんのために準備していた洋服やおもちゃと一緒に撮った写真
・川の字に寝て撮った家族写真
・きょうだいと撮った写真
・出産前のマタニティフォト
写真や動画は、ご自身がいつか見たいと思うまで、しまっておいてもかまいません。
わたしたちもなかなか写真を見返せずにいますが、たくさんの思い出や幸せな時間を、写真や動画に残すことができ、良かったと思っています。
一方で、「赤ちゃんの写真や動画を残さない選択をした」という方もいます。
正解・不正解はありません。どちらを選んでも尊重されるべきことだと思います。

小さな赤ちゃんのお写真
*鶴を折る
ママとパパの共同作業で、たくさん鶴を折って赤ちゃんに添える方もいます。
折り紙にメッセージを書いてから折り鶴にしたり、産院で折っていると看護師さんも一緒に折ってくれたという方もいました。
お空まで迷わずたどり着けるように、お棺に添える方が多いです。
*赤ちゃんにお名前のプレゼント
子どもたちは自分の名前を呼んでもらうのがだいすき。
今すぐでなくても、心が落ち着いてからでもかまいません。
お気持ちに無理のない範囲でお名前を考えてあげてもいいかもしれません。
呼びなれている胎児ネームをそのまま使う方もいます。
*祖父/祖母(曾祖父/曾祖母)に会わせる
コロナウイルスの影響で立ち合いや面会が制限されるなか、「赤ちゃんを両親に会わせられなかった」という声も多くありました。
写真や動画を残していれば後から見返せますが、「実際に会って抱っこしてほしかった。」という声も。
わたしたちもコロナ禍だったため、面会が制限されており、赤ちゃんに会えたのはお互いの両親だけでした。
*きょうだいに会わせる
きょうだいの年齢によっては、小さな赤ちゃんに会わせるべきかどうか、悩まれた方が多くいました。
「会わせるつもりはなかったけれど、結果的に会わせて良かった」という声もたくさん届いています。
一緒に折り紙を折ってくれたり、なによりも大好きなママの身体を心配してくれたりと、「きょうだいの存在が救いになった」という声もありました。
それぞれ、家族団欒の暖かい時間を過ごせることを願っています。
*棺・骨壺・骨袋を準備する
妊娠12週以降は、赤ちゃんの火葬が必要になるため、棺・骨壺・骨袋を準備する必要があります。
病院によっては、棺が用意されている場合もあります。紙箱などの簡易的なものが多いようです。
基本的には、ご自身で、棺・骨壺・骨袋を準備する必要があります。専門サイトやAmazonでも購入が可能です。
(わたしたちは即日配送をしていた専門サイトの「天使のsora」さまで購入しました。)
骨壺のサイズは、赤ちゃんの体重が2,500g未満の場合は2.3寸、2,500g以上の場合は3寸を目安に選びます。
約300名の天使ママ・パパに、小さな赤ちゃんのお骨の取り扱いについて、アンケートを実施していますので、詳しくは下記のリンクよりご確認ください。

赤ちゃんのお骨
*髪の毛や爪を残す
わたしたちは赤ちゃんが小さくて、髪の毛や爪を残すことはできませんでしたが、「赤ちゃん自身のものを残すことができて良かった」との声がたくさんありました。
*へその緒を切る・残す
赤ちゃんが小さくても、へその緒は残すことができます。
産院によってはへその緒ケースがない場合もありますので、事前に確認して用意が必要です。
お骨、髪の毛、爪やへその緒など、赤ちゃん自身のものを残す場合、ご自宅にメモリアルスペースを作り、家族一緒に過ごされている方が多くいます。
Soramusubiでも、お空っ子のための特別で可愛らしいメモリアルスペースとなる、お空の子どもたちのおうち”天使の想い箱”の製作を行っています。

*いつも側におけるお守りを作る
赤ちゃんのメモリアル品をいれたお守り袋を作って、身に着けている方もいます。
お見送りの後も、赤ちゃんがいつもそばにいてくれるような安心感があるとお話してくれました。

足形を刻印したメモリアル品
*腹帯でおむつを作る
お洋服やおくるみだけでなく、おむつを手作りする方もいます。
ママの使っていた腹帯で作ったという方もいました。
*お空を見せてあげる/お散歩する
「晴れたお空を見せてあげた」
「早朝の退院で、たまたま人のいない公園を見つけ、一緒にお散歩した」という方も。
最初で最後のわが子とのお散歩、心から幸せだったとお話してくれました。

▼ お棺に入れたもの
お棺に入れられるもの、入れられないものは火葬場によって異なるため、確認の上、準備が必要です。
約300名の天使ママ・パパに、小さな赤ちゃんの火葬の手続きについて、アンケートを実施していますので、詳しくは下記のリンクよりご確認ください。
*赤ちゃん用品
お空でも寂しくないように、お友達とたくさん遊べるようにと、おもちゃ・お菓子・おむつ・洋服など、いろいろな想いをこめて準備をする方が多いです。
編みぐるみなど、赤ちゃんのおもちゃを手作りする方もいました。
一方で、心が不安定な中、赤ちゃん用品の売り場に行くことは決して簡単なことではありません。
どうかご自身のお気持ちを優先していただき、無理のない範囲で準備していただければと思います。
金属製品やプラスチック製品などは一緒に入れることができない場合が多いのでお気をつけください。

お空へ旅立つ赤ちゃんのための産着 "天使のお洋服"
*ハンカチ
一番お気に入りのハンカチをお布団代わりに入れてあげる方もいます。
わたしたちも結婚式で使用した思い出のブライダルハンカチやお気に入りのハンカチを一緒に入れました。
*写真
赤ちゃんとの思い出づくりで撮影した写真を入れる方が多いです。
*折り紙
色とりどりの鶴やお星さまを折って入れると棺の中も華やかになります。

華やかに彩られた赤ちゃんのお棺
*折り紙で作った金メダル
お腹の中でたくさんたくさん頑張ってくれた赤ちゃんへ、ありがとうの気持ちを込めて、ピカピカの金メダルを準備された方もいました。
*命名書
色々な想いを込めてつけた大切なお名前の命名書をお棺に添えた方もいました。
*母乳
赤ちゃんに飲ませてあげられなかったおっぱいを、お空ではたくさん飲んでもらえるように、母乳を入れることもできます。
ガーゼにふくませたり、お守りやお花にふくませることもできます。
*お花
生花をお顔のまわりに飾ることが多いです。
夏場はすぐにお花の状態が変わってしまうので、プリザーブドフラワーを入れたという方もいます。
「お見送り後に同じお花を使って写真立てをオーダーしたり、花瓶にお花を生けたりと、素敵な思い出の品になった」とお話してくれました。
プリザーブドフラワーは基本的にはブーケやアレンジされた状態で販売されています。単品で販売しているお花屋さんは少ないようです。
横浜市の「ラスフローレス」さまでは1つ〇〇円というかたちで購入できるようです。(全国発送可能)
また、Soramusubiでは、お空っ子のためのメモリアル品として、無垢材を使用した一輪挿しの製作も行っています。
(無料でお名前、お誕生日を刻印させていただきます。)

*ママ・パパの匂いをつけたお守り
赤ちゃんが寂しく感じないように、ママとパパの匂いをつけた手作りのお守りを棺に入れたという方もいました。
ママ・パパが肌身離さずお守りを持ち歩くことでついた優しい匂いを、赤ちゃんが感じられるように、お顔の近くに置いてあげたとお話してくれました。
*同じものを2つ用意
お棺に入れてしまうと手元にはなくなってしまうので、前もって同じものを2つ用意する方も。
一つはお棺に入れて、もう一つはご自宅のメモリアルスペースに飾っているとお話してくれました。
Soramusubiでは、誰もが、お空っ子のための特別で可愛らしい空間を作り出すことのできるメモリアル品を取り揃えています。


▼ 行政手続きについて
深い悲しみの中でも、行わなくてはならない行政手続きがあります。
特にママは産後のお身体で、心も追い付かず、体調が整わない中での事務手続きは、現実的ではないかもしれません。
できるだけ周囲の方々に協力してもらいながら、必要な手続きを行いましょう。
*流産・死産後の手続きが必要な場合
妊娠週数により、必要となる手続きが異なります。
ここで理解をより複雑にしてしまうのが、「日本産科婦人科学会」と「厚生労働省令」で流産・死産の定義が異なることです。
「日本産科婦人科学会」では、妊娠22週未満を「流産」、妊娠22週以降を「死産」としているのに対し、
「厚生労働省令」では、妊娠12週以降を「死産」としています。(統計集計上「流産」の項目はなし)
このように、前者は医学的定義、後者は法的定義で相違があります。
行政手続きが必要になってくるのは、法的定義でいう死産の「妊娠12週以降」にお別れを経験した方です。
(「妊娠12週未満」のお別れの場合、行政手続きは必要ありません。)
妊娠週数別、ケース別に下記にて詳細を記します。
*妊娠12週以降22週未満の場合(中期中絶を含む)、妊娠22週以降にお腹の中で亡くなった場合
出産から7日以内に、届出人または医療機関の所在地の役所へ「死産届」を提出します。
死産届が受理されると、「火葬許可証」を取得することができます。その後、火葬を行わなければなりません。
死産届の内容は戸籍に残りません。この事実も、その後の人生を歩むママとパパの心を締め付けます。
*妊娠22週以降に出生後に亡くなった場合(新生児死亡)
死産届ではなく「死亡届」が必要となりますが、そのためにはまず「出生届」を提出しなければなりません。
つまり「出生届」と「死亡届」を同時に役所へ提出しなければならないケースもあるということ。
出生届は出産から14日以内、死亡届は亡くなってから7日以内に提出が必要となります。
その後「火葬許可証」を取得し、火葬を行います。
「出生届」を提出しているので、赤ちゃんのお名前が戸籍に残ります。
*注意事項
・役所手続きの際、印鑑や身分証明書が必要となる場合があります。各市区町村にご確認ください。
・妊娠24週以降の場合、亡くなった後24時間経過しないと火葬ができません。
・出生届の提出には赤ちゃんの命名が必要になるため、お名前を考えてあげてください。
・火葬許可証には火葬場の場所も記載されます。事前に火葬場を決めておく必要があります。

1件のコメント
赤ちゃんがいつもそばにいる気持ちでいられるように、お守り袋を作って赤ちゃんから残せたものいれて、仕事中などの外にいる時に御守りとして身に付けています。