【わが子の初盆とお迎えの仕方】

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※最終更新日:2024年8月5

(内容は日々追記・アップデートしています。)

死産した赤ちゃんや、生まれてまもなく旅立った赤ちゃんと迎える初めてのお盆。

一般的な初盆としての迎え方に少し違和感を感じている方も多いのではないでしょうか。

お空の子どもたちとのお盆の過ごし方について、アンケートを実施し、300名以上の天使ママ・パパがご回答くださいました。

小さないのちとのお別れを経験したママ・パパが、どのようにわが子をお迎えしているのか。

これから初盆を迎えるママ・パパの参考になればと思い、アンケート結果をシェアいたします。


調査方法:Instagramのアンケート機能、質問ボックス、DM

調査日:2024年7月22日~23日、16日〜17日

回答人数: 304名


わが子とのお盆の過ごし方に正解・不正解はありません。

どうかご自身のお気持ちを優先していただき、無理のない範囲で参考にしていただければ幸いです。

※この記事は、たくさんの天使ママ・天使パパが、深い悲しみの中でも、他のママ・パパのためになればと、つらい気持ちをかかえながらもご経験を教えてくださいました。

当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。ご協力いただいたママ・パパのお気持ちを守るためにも、お願いいたします。

★初盆(新盆)とは?

初盆(はつぼん)とは、故人が亡くなり四十九日が過ぎ、初めて迎えるお盆のことを指します。

お盆とは、亡くなった方が家族のもとへ帰ってくる期間と言われています。

一般的にはお供えものや提灯などて亡くなった方をお迎えをしたり、お墓参りに行ったりします。

特に初めて迎えるお盆は、それに加えて法要を行うなど、手厚い供養を行います。

★天使ママ・パパの気持ちは?

一般的な初盆やお盆についてはなんとなく理解しているものの、

小さないのちとのお別れを経験したママ・パパにとっては、あまりに辛くてお盆を迎える準備が出来ていない方もいらっしゃると思います。

一方で、少しずつ気持ちの整理が出来てきて、今年は穏やかにわが子を迎えてあげられそう、という方もいらっしゃるかもしれません。


お盆について調べても一般的な供養の情報ばかり。

一言で供養といっても、何年も生きた人やご先祖さまと、死産や誕生死で旅立った子どもたちとはかけ離れているように感じる方も多いと思います。


初盆の法要や、これから迎える行事も、すべて「しなければいけない」ことはひとつもありません。

お空の子どもたちとともに歩んでいける方法を、この記事を参考に見つけていただければ幸いです。


日常生活や心の中で、お空の子どもたちを想うこと。それが一番の供養になるのだと思います。

★天使ママ・パパのお盆の過ごし方

小さないのちとのお別れを経験したママ・パパがどのようにお盆を過ごしているのか。

Soramusubiに届いた当事者のリアルな声を紹介いたします。

前述の通り、わが子とのお盆の過ごし方に正解・不正解はありません。

どうかご自身のお気持ちを優先していただき、無理のない範囲で参考にしていただければ幸いです。

*わが子に用意したもの

■かわいい提灯を買いました。提灯を灯して、お菓子を用意して、お迎えしてあげたいです。

■お空っ子スペースにかわいいお花やお菓子を添えて、いつもより華やかにしてあげたいです。

■精霊馬と精霊牛を初めて飾ってみようと思います。まさかわが子のために作るとは思っていませんでしたが、手作りの馬や牛に乗って、行き来してくれる姿を想像するとかわいいなと思いました。

■お盆が出産予定日だったので、ケーキを買って家族と食べます。

■ちょっぴり豪華な果物を用意してお供えします。

■祖父がゴザを編んでくれて祖母と盆棚の飾り付けをしてくれます。畑で採れたお野菜で精霊馬と精霊牛も作ります。

■手作りお菓子をお供えします。お母さんらしいことができて嬉しいです。

■お供え用のおもちゃを主人と見に行くのですが、子ども用品売り場に行くと辛くなりそうで不安です。

■子どもらしいドロップの香りのお線香を焚こうと思います。

*お寺や神社にお参り

■お盆に水子供養をする予定です。納骨はせず、手元供養でしばらく一緒にいたいです。

■水子供養をしてもらったお寺にお参りに行きます。おもちゃやお菓子を持って行き、お地蔵さまにお供えしてきます。

*子どもらしい迎え火と送り火

■かわいい提灯を見つけられなかったので、キャンドルを灯してお迎えします。

■子どもらしく花火でお迎えします。

■マンションなので、ベランダでお線香を焚くことで迎え火・送り火の代わりにします。

*帰省はやめてゆっくりと

■遠方への帰省はやめて、自宅で家族と過ごします。初盆は、お空のわが子を想いながら心身ともにゆっくりします。

*地域の伝統行事に参加

■地域柄、精霊流しという行事があるので小さな舟を準備します。

*当事者同士の集いに参加

■地域のピアサポートグループのお話会に初めて参加してみます。

■SNSで知り合った天使ママのお友達と遊びます。

*特別なことはせず普段通り

■娘はもういないという現実を突きつけられるようで悲しくて。何もしないほうが良いのではないかと思いました。

■息子に関する行事があると、哀しくてたまらなくなるので、特別なことはせず心の中で手を合わせます。

■普段通り、メモリアルベアとお出かけしたりして過ごします。

■お盆も仕事があるので、帰宅後はわが子とともに心穏やかに過ごしたいです。

★最後に

調べても正解が出てこないようなわが子との過ごし方について、たくさんのママ・パパが深いグリーフを抱えながらもお話しして下さいました。

改めて、いつもSoramusubiとともに歩んで下さりありがとうございます。

この記事が小さないのちとのお別れを経験したママ・パパの救いになりますように。

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