喪中のお便りと年賀状について

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※最終更新日:2024年11月18日

(内容は日々追記・アップデートしています。)

流産・死産・新生児死などで、大切なわが子をお見送りしたママ・パパの多くが、この時期に直面する「年賀状に関する悩み」について、当事者の声をまとめました。


流産や死産の場合は、ママのおなかの中で旅立ったいのちであり、その旅立ちを公にするべきなのか、家族の心の中に留めておくべきなのか、悩む方が多くいます。

また、家族の心の中に留めておくことを選択した場合、友人から受け取る年賀状の慶事報告(子どもと一緒の家族写真)に深く傷つくケースも。


喪失後の年賀状については、ママ・パパの判断に任されている部分も多く、正解・不正解のない難しい問題です。

多くの方が直面する「年賀状に関する悩み」について、約300名の天使ママ・天使パパから実例をうかがいました。


調査方法:Instagramのアンケート機能、質問ボックス、DM

調査日:2024年11月16日~18日

回答人数: 329名


この記事を参考に、ママとパパ、そしてお空の子どもたちに合った選択肢を見つけていただけると嬉しいです。


※この記事は、たくさんの天使ママ・天使パパが、深い悲しみの中でも、他のママ・パパのためになればと、つらい気持ちをかかえながらもご経験を教えてくださいました。

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★みんなはどうした?

喪失後の年賀状についてのアンケート結果

Soramusubiが実施したアンケートによると、「年賀状を出さない」という選択をした方が圧倒的に多かったです。

中には喪失から日が浅く、とてもそれどころではない、という方もいます。

その場合は、もちろんママ・パパの心や気持ちを優先して大丈夫です。

また考えられるようになった時に、参考にしていただければと思います。

次に、それぞれのケース別に見ていきましょう。

★年賀状を出す場合

わが子の旅立ちには触れず(そっと家族の心の中だけに留めておいて)、例年通り年賀状を出した方の声を紹介します。


・仕事上、客先へ出す必要があった。

・社内で年賀状交換が恒例となっていたため、事情を伏せて出さざるを得なかった。

死産を公にできる状態ではなかったため、例年通り年賀状を出したが、友人の慶事報告を受け取り、自分との差に悲しくなった。

・色々と事情を聞かれる方が辛いと思ったので、例年通り年賀状を出した。


例年通り年賀状を出すことで、事情を聞かれたり説明する心理的な負担は減るものの、本心は年賀欠礼したいと思っている自身とのギャップに悩む方もいました。

また、友人からの慶事報告を受け取ったり、子どもと一緒の家族写真に素直に喜べなかったという声もありました。

★年賀状を出さない場合

喪中はがきでのお便りを行わず、年賀状を控えた方の声を紹介します。


・精神的に何も準備できる状況になかったため、年賀状は出さなかった。

・自分からは年賀状を出さず、受け取った人にだけ、寒中見舞いを出すつもりでいた。

事情を知らず送られてくる子どもと一緒の家族写真に胸が締め付けられた。

★喪中はがきを出す場合

わが子の旅立ちを伝える喪中はがきを出した方の声を紹介します。

中には、誰の旅立ちかは伝えず、喪中である事実だけに触れる方もいました。


・虹の絵が描いてあるかわいい喪中はがきを見つけて使用した。

喪中はがきのデザインに抵抗があったので、かわいいシールを添えて手書きで書いた。

・友人からの慶事報告や子どもと一緒の家族写真が送られてくることがなかったので、心理的に安定できた。

わが子の旅立ちを公にすることで、後から事情を聞かれることもあったので、心の準備は必要だと感じた。

・喪中はがきを通して、今はそっとしておいてほしいと伝えることができた。

・わが子の旅立ちをきちんと伝えたいと思う人に限って、喪中はがきで伝えた。

★寒中見舞いを出す場合

事情を知らず送られてきた年賀状に対して、寒中見舞いを返した方の声を紹介します。

辛い中でも心が温まるエピソードが届きました。


・年末に年賀状や喪中はがきを用意する気持ちになれなかったので、年明けに寒中見舞いを返した。

寒中見舞いでわが子の旅立ちを知らせたところ、事情を知った知人が、わが子へ贈りものを届けてくれた。


自らわが子の旅立ちを伝えることは大きなエネルギーが必要です。

それでも、気持ちを分かってくれそうな人には、事情を伝えることで、心温まる瞬間を迎えられることもあります。

★LINEやSNSで報告する場合

・喪中はがき風に画像を作ってLINEで送信した。

・わが子の存在を隠すことに抵抗があり、気持ちが落ち着いてからSNSで報告した。

・今はそっとしておいてほしいとSNSで報告したので、色々と事情を聞かれることもなく、穏やかに過ごせた。

・SNSで報告すると「実は私も…」と声をかけてくれる友人がいて、一人じゃないんだと思えた。

★まとめ

以上、たくさんの天使ママ・天使パパから、年賀状に関する悩みや実例について教えていただきました。

もちろん全ての選択について、当事者のママ・パパの気持ちが尊重されるべきだと思います。

これからも情報は都度アップデートしていきます。

この記事を参考に、ママとパパ、そしてお空の子どもたちに合った選択肢を見つけていただけると嬉しいです。

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