四十九や月命日など、
亡くなった赤ちゃんとの大切な記念日の過ごし方

※最終更新日:2025/05/08
(内容は日々追記・アップデートしています。)

四十九日や月命日など、亡くなった赤ちゃんとの大切な記念日の過ごし方

※最終更新日:2025/05/08
(内容は日々追記・アップデートしています。)

流産、死産、新生児死——どんなに短い時間であっても、赤ちゃんと過ごした日々は、かけがえのない宝物です。

この記事では、流産、死産、新生児死を経験したママ、パパ、ご家族のみなさまに向けて、

実際に赤ちゃんとのお別れを経験した約100名の天使ママ・天使パパの声をもとに、

赤ちゃんとの記念日や行事の過ごし方について、詳しくまとめました。

小さないのちとのお別れを経験したママ・パパにとって、少しでも心の支えとなりますように。

調査方法:Instagramのアンケート機能、質問ボックス、DM
調査日:2023年1月25日~26日
回答人数: 104名

 

※この記事は、たくさんの天使ママ・天使パパが、深い悲しみの中でも、他のママ・パパのためになればと、つらい気持ちをかかえながらもご経験を教えてくださいました。
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。ご協力いただいたママ・パパのお気持ちを守るためにも、お願いいたします。

目次

★四十九日など節目の日の「起算日」は?

★赤ちゃんとの大切な節目の日とは?

*初七日

*月命日

*四十九日

*初盆

*一周忌

★世界で行われている"赤ちゃんを想う"記念日

★実体験に基づいたそれぞれの記念日の過ごし方

★最後に

★四十九日など節目の日の「起算日」は?

妊娠喪失の場合、子宮内胎児死亡 (IUFD) や流産などで、命日がはっきりと分からないこともあります。

その場合、節目の日(月命日や四十九日など)を数える際の起算日について迷う方が多くいらっしゃいます。

soramusubiが行ったアンケートでは、86%の方が「出産日」を基準にしていることが分かりました。

一方で、「心拍停止の宣告日」を選ぶ方は14%となりました。

もちろん、いずれの選択も間違いではありません。

ママ、パパやご家族のみなさまにとって意味のある日を選択することが大切だと感じています。

★赤ちゃんとの大切な節目の日とは?

多くのママ、パパが赤ちゃんとの大切な節目の日(記念日)にお出かけしたり、メモリアル品をプレゼントしたり、お祝いしたりしています。それぞれの節目の日にはどのようなものがあるか、ご説明いたします。

*初七日(しょなのか)

赤ちゃんがお空へ旅立ってから7日目に行われる仏教の伝統的な法要です。

この日は、赤ちゃんの魂が次の世界へ進む準備をする日とされ、ご供養や祈りを捧げる機会となります。

※四十九日と一緒に済ませることもあります。

*月命日

毎月、赤ちゃんがお空へ旅立った日を振り返り、想いを馳せる日。

お花を飾ったり、キャンドルを灯したり、ケーキを準備したりと、ご自宅で静かにわが子と一緒の時間を過ごす方が多いです。

命日という言葉に抵抗のある方も多く、月お誕生日と言われることもあります。

*四十九日

仏教では、この日をもって、赤ちゃんの魂が次の世界へ旅立つとされています。

Soramusubiが実施したアンケートによると、32%の方が四十九日に特別なこと(法要や水子供養など)をされたそうです。

これは特に決まりはなく、お寺での法要を行う方もいれば、お花やケーキを用意して自宅でゆっくり過ごす方など様々です。

具体的な過ごし方については、後述する”★実体験に基づいたそれぞれの記念日の過ごし方”で説明致します。

*初盆

赤ちゃんがお空へ旅立ってから初めて迎えるお盆です。

仏教では、赤ちゃんの魂が家族のもとに帰ってくると言われています。

小さな提灯を用意したり、かわいいお花やお菓子を添えられる方もいます。

詳しくはこちらの記事を参照ください。【わが子の初盆とお迎えの仕方】

*一周忌

赤ちゃんがお空に旅立って1年が経過した日に行う法要です。この日を区切りに、新たな一歩を踏み出す方も多くいらっしゃいます。

喪失直後は強い悲しみや混乱の中で十分に考える余裕がなかったことも少なくありません。

一周忌を迎えるにあたり、当時は「気持ちの余裕がなかった」、「感情が追いつかなかった」ことから、

これまでお迎えできなかったメモリアル品を新たに用意する方もいます。

 

soramusubiは、”世界で唯一、お空へ旅立った赤ちゃんへの想いを形にするメモリアルショップ”として、

自分なりの子育てができる空間を作る”赤ちゃんのためのおうち”や、

赤ちゃんのお名前、誕生日、命日や体重、身長を刻印できるメモリアル品など、多数のメモリアル品を取りそろえています。

ご興味のある方は、こちらより、メモリアル品一覧をご確認いただけます。

一周忌を過ぎるころになると、赤ちゃんを話題にする言葉や気遣いを受け取る機会が、以前より少なく感じることがあります。

決して悪気があるわけではなくても、時がたつにつれて、周囲の人の関心や思いやりが少しずつ遠のいてしまうこともあるかもしれません。

けれど、そんな中でも、ママやパパ、ご家族のみなさまの心の中にいる赤ちゃんの存在は、これからも変わることはありません。

その大切な絆は、これからもずっと、やさしく、あたたかく続いていきます。

★世界で行われている"赤ちゃんを想う"記念日

■ Baby Loss Awareness Week(10月9日〜15日)

毎年10月9日から15日までの1週間、世界中で行われる赤ちゃん追悼週間です。

この期間中は、流産、死産、新生児死などによってお空へ旅立った赤ちゃんのママ、パパ、

そしてそのご家族への理解と支援を深めるための様々な活動が行われます。

日本でもこの取り組みは各地で広がっており、主な取り組み例は次の通りです(2024年実施例):

 

東京都庁舎:​期間中、都庁第一本庁舎がピンク&ブルーにライトアップされ、赤ちゃんを亡くしたご家族への支援を呼びかけました

(​都庁総合ホームページ)


横浜マリンタワー:​10月15日(火)の日没から23時59分まで、ピンク&ブルーリボンカラーにライトアップされました。

(横浜マリンタワーホームページ)

 

府庁旧本館南面:10月9日(水)~15日(火)18時~22時の間、府庁旧本館南面がピンク&ブルーにライトアップ

(京都府の妊娠・出産・子育て支援情報ポータルサイト)

 

熊本城天守閣ライトアップ: 10月15日(火)の21時~22時の間、熊本城天守閣がピンク&ブルーにライトアップ。

(熊本市ホームページ)

 

■ Wave of Light(10月15日の午後7時)

10月15日の午後7時(現地時間)に、世界各地でキャンドルを灯します。

これにより、地球を一周する「光の波」が生まれ、お空へ旅立った赤ちゃんたちの存在を照らし出す象徴的な行事となっています。

この活動は世界中で行われており、SNSで「#waveoflight」などのタグをつけて写真を投稿する方が多くいらっしゃいます。

 

ピンク&ブルーリボン運動:

ピンク&ブルーリボンを身につけることで、この啓発週間の存在を広める活動が推奨されています。

日本でも、天使ママたちが立ち上げた団体「BLFS_'Angie'」さまが、ピンク&ブルーリボンを日本で広めようと様々な取り組みを実施されています。

 

■International Bereaved Mother's Day

5月の第1日曜日は、お空に旅立った赤ちゃんのママのための特別な日です。

キャンドルを灯したり、特別な場所を訪れるなど、赤ちゃんとの思い出を振り返ったり、赤ちゃんを想う時間を過ごされています。

★実体験に基づいたそれぞれの記念日の過ごし方

四十九日に何か特別なことをしましたか?という質問に対して、「はい」と答えた方は全体の32%でした。

四十九日に合わせて、お寺で水子供養をした方や安産祈願のお守りを返しに行った方、お墓へ納骨した方など様々でした。

 

■実際に寄せられた「特別な日の過ごし方」例

・「夫とお空っ子と一緒に旅行へ行きました。ゆっくり過ごしリフレッシュできました」

・「赤ちゃんのおうちとして天使の想い箱をお迎えしました」

・「景色のきれいなところに行きました」

・「アレンジメントフラワーをお供えして、お寿司を頼み、息子のお骨と旦那と3人で食卓を囲みました」

・「キャンドルとドーナッツを買って、家族みんなでちょっとしたパーティをしました」

・「可愛いお花を準備して、食卓に赤ちゃんの席も用意して家族でご飯を食べました」

・「温かいミルクと可愛いお花をお供えしました」

・「お仕事をお休みにして、わが子を想う1日にしました」

・「わが子へ今の想いをたくさん伝えました」

・「この子を一番近くに感じられる場所に行きたいと感じ、スカイツリーに行きました。

特別な日の過ごし方に正解・不正解はありません。

ママ、パパやご家族のみなさまが心地よく感じられる方法で赤ちゃんを想い、過ごされることが大切だと思います。

★最後に

ある天使ママさんから届いた言葉です。

「赤ちゃんに何かしてあげたいな、、今日は大切な赤ちゃんとこんな風に過ごしたいな、、

こういう想いだけでも赤ちゃんは喜んでくれるのかなと私は思っています。」

 

ママ、パパ、そしてご家族のみなさまの、赤ちゃんへの想いそのものが最も尊いものです。

悲しみの形や期間は人それぞれです。焦らず、自分のペースで過ごしていくことが大切だと思います。

どんなことでもお気軽にご連絡ください

メモリアル品に関してのご質問や、
「ちょっと気になることがある」「話を聞いてほしい」など、個別のご相談もお受けしています。お気軽にお問い合わせください。
(お問い合わせ後、24時間以内に返信いたします。)