【お子さまのお骨について】
お子さまのお骨について、アンケートを実施し、300名以上の天使ママ・パパがご回答くださいました。
これから小さな、いのちとのお別れを経験するママ・パパにとって、少しでもお役に立てればと思い、アンケート結果をシェアさせていただきます。
お子さまのお骨に関する非常にデリケートな内容です。
お骨を残せた方、残せなかった方、さまざまな背景があります。
どうかご自身のお気持ちを優先で、無理のない範囲で見ていただければ幸いです。
流産・死産・新生児死などでお子さまとのお別れを経験したママ・パパのうち、どのくらいのママ・パパがお骨を残すことができたか?をうかがいました。
★赤ちゃんのお骨残せた?
約300名中、92%のママ・パパがお骨を残すことができました。
8%のママ・パパはお骨を残すことが叶いませんでしたが、その理由についてもうかがいました。
当事者間でも尋ねるのをためらう非常にデリケートな質問にも関わらず、お答えくださり、本当にありがとうございます。
★どうしてお骨を残せなかったの?
お骨を残せなかったママ・パパのうち、半数以上が、妊娠12週未満でのお別れを経験していました。
法律により、妊娠12週以降の赤ちゃんは火葬する必要がありますが、妊娠12週未満の赤ちゃんは火葬を行わないため、お骨を残すことが叶いません。
また、21%のママ・パパは、火葬を行ったものの、赤ちゃんのお骨が残らなかったそうです。
赤ちゃんの大きさや、火葬場によっては、小さな赤ちゃんのお骨を残すことが難しい場合も多いことが事実です。
火葬場によっては、お骨が残るよう、火力を調整してくれるところや、火力の弱い朝一番にお願いすればお骨が残りやすいとも言われています。
産後かつ喪失直後のママ・パパにとって、火葬の手配などを行う余裕はない状況ですが、もし可能であれば、お骨を残せるかどうか、火葬場に確認していただければと思います。
また、お骨を残せることを知らなかったというママ・パパも16%と多く、こちらは情報の周知や、医療機関での選択肢の提示が必要であると感じています。
お骨を残せることを知らずにお見送りをした後で、SNSなどで「多くのママ・パパがお骨を残せている」事実を知り、自分を責めてしまったり、深い後悔を感じるママ・パパが多くいらっしゃいます。
★お骨を残せた方の過ごし方は?
80%以上のママ・パパが手元供養を行い、ご自宅で一緒に過ごされています。80%以上のママ・パパが手元供養を行い、ご自宅で一緒に過ごされています。
赤ちゃんが残してくれたお骨以外にも、へその緒、髪の毛、お爪などを一緒に置いている方もいらっしゃいました。
多くのママ・パパが、それぞれの方法でお空のわが子を想っていることが伝わってきます。
もちろん、ご夫婦の想いが一致したときに納骨を決められる方もいらっしゃいます。
ママ・パパの気持ちが一番大切です。それぞれのペースで、気持ちの整理ができたと感じたとき、納骨も選択肢のひとつになると思います。
中には、実家・義実家のこだわりで、ママ・パパの想いに反して納骨をしなければならず、このことに深く後悔されている方もいらっしゃいました。
納骨については、世代によって考え方が異なることも多く、大変難しい問題と感じています。
一度納骨をすると、戻すことはできなくなるため、ママ・パパの意向を伝え、周囲の方と話し合う必要があります。
世代を超えて、当事者の想いや考え方を知っていただけると嬉しいです。
★手元供養とは?
お子さまのお骨やメモリアル品などを添えて、ご自宅にお子さまのスペースを作ってあげることです。
こうしなければならないなどの決まりはありません。
もしママ・パパの気持ちが向けば、お子さまのスペースを作ってあげてみてはいかがでしょうか。
Soramusubiでも、子どもたちにピッタリなメモリアル品を数多く製作しております。
「納骨しなければ成仏できない」「子どもがかわいそう」などの声を聞くこともありますが、これは俗説であり、仏教の考え方からも納骨しないと"成仏ができない"、"かわいそう"といったことはありません。
★天使ママ・パパの実際の声
今回このようなデリケートな内容でアンケートを取らせていただき、約300名のママ・パパからご回答をいただきました。
記事の中で記載できなかったこともたくさんありますので、実際のママ・パパの声をいくつかご紹介させていただきます。
当事者のリアルな声を多くの方に知っていただけますと幸いです。
★納骨について
「いつかは納骨をしなくちゃいけないのか、判断できずにいます。」
「本当はお家に残したかったけど、義実家のこだわりが強く納骨したくないと言い出せなかったです。」
「手元供養しています。納骨する予定はありません。自分の時に一緒に納骨する予定です。」
「2歳になり来月納骨予定です。やっと気持ちの整理がつきました。」
★過ごし方について
「お骨の一部を遺骨ジュエリーにしました。お骨自体は自宅にお部屋を作ってプレゼントに囲まれています。」
「お墓に納骨しましたが、遺骨ペンダントとしておうちで一緒に過ごしています。」
「4年経ちますが、手元供養です。納骨したら最後の別れかと思ってしまい辛いからです。」
「お骨はお墓へ。自宅では、へその緒にお花やお菓子を添えています。」
「指輪を購入し誕生日と名前を刻印しました。結婚指輪の下に付けて毎日一緒です。」
「自宅でSoramusubiさんのメモリアル品と一緒に過ごしています。」
ほかにもお子さまへの想いや過ごし方について、様々な声をいただきました。
お空の子どもたちを想う方法に、”こうしなければならない” といった決まりはありませんので、ママ・パパが一番納得できる方法を、探してみてください。
★最後に
1人でも多くのママ・パパが後悔のないお見送りができるよう、こうしたデリケートな情報も発信していきたいと思います。
調べても正解が出てこないお骨、火葬、納骨、供養などについて、たくさんのママ・パパが深いグリーフを抱えながらもお話しして下さいました。
改めて、いつもSoramusubiとともに歩んで下さりありがとうございます。
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