※湿度の低い晴れた日に実施していただくことをお勧めします。
①事前準備物
ビニール手袋
割りばしまたはお箸
ハケ(細かいお骨を集めるため)
紙皿など、口の広い使い捨て容器(仮置き用)
※新聞紙や大きめの布を敷いて、粉になったお骨がこぼれないよう作業スペースの確保をしてください。
②お骨の移し替え手順
1.元の骨壷の蓋をゆっくりと開ける
2.割りばしやスプーンを使って、お骨を新しい骨壷に丁寧に移す
3.粉になったお骨は、ハケを使って新聞紙や仮置き用の容器に集める
4.骨壷の底にたまった粉になったお骨は、骨壷を逆さにして優しく叩くと移しやすい
5.すべて移し終えたら、骨壷の蓋をしっかりと閉める
③お骨の引越し後、元の骨壷の処分方法
お骨の引越しを行った後、元の骨壷の処分方法には以下のような選択肢があります。
1.自治体の分別方法に従って適切に処理を行う
2.業者に引き取り、および供養を依頼する(例:ルピナス供養)
3.手元に残して保管する。(思い入れのある骨壷は、記念品として保管される方もいらっしゃいます。)
実際にお引越しされた方のお声(oramusubiが実施したアンケート結果より)
1.お骨の細かいものは新聞紙を敷いて集め、ブラシを使ってかき集めた
2.細かすぎて取れないものは、元の骨壷と一緒に業者に引き取り・供養を依頼した
3.一度、別の容器にお骨を移してから新しい骨壷に移し替えると、細かいお骨も移動しやすかった
4.骨壷の底にたまった細かいお骨は、骨壷を逆さにして優しく叩くことで移すことができた
5.お骨を完全に移し終えると、元の骨壷を手放す気持ちになれた
6.精神的に辛い時期もあったが、自分の調子が良いときに行った
7.家族旅行の際、「〇〇ちゃんも一緒に連れて行ける?」という子どもの言葉がきっかけでお骨の移し替えを行った
一方で、アンケートにご回答していただいた方の中で、「骨壷の中を開けるのが怖い」、「お骨を見るのが精神的に辛いと感じてしまう」、「お骨を動かすことに罪悪感を感じる」といったお声もありました。
ご家族のみなさまが、わが子を想い選択することが何よりも大切です。どんな状況でも、わが子への愛情が損なわれることは決してなく、赤ちゃんも悲しんだり、恨んだりすることはありません。ご家族のみなさまの愛情と気持ちは、きっとお空に旅立った子どもたちにも届いていると思います。