【天使ママ・パパの声】医療機関での対応について

流産・死産・新生児死などを経験した天使ママ・パパにとって、医療機関での対応が、その後の心の回復に大きく影響します。

Soramusubiが実施したアンケートより、天使ママ・パパの声、医療従事者の声をまとめました。

流産・死産・新生児死などの現実について、周知が広まるよう、たくさんの方に読んでいただきたい内容です。



アンケート結果
医療機関での対応について
良かった62%
傷ついた21%
その他17%

良かったの声
*赤ちゃんに着せる小さなお洋服をいただいた
他の赤ちゃんの泣き声が聞こえないよう、病棟奥の個室にしてくれた
未熟児で亡くなった娘のために手作りの可愛いお洋服をいただいた
手型足型を取ってくれた
へその緒を残してくれた
亡くなった赤ちゃんといつでも面会できた
看護師さんが折り鶴を折ってくれた
写真やビデオ撮影をしてくれた
沐浴をしてくれた
母子手帳の出産記録を書いてくれた

傷ついたの声
へその緒を勝手に処分された
「妊娠できると分かったのは良かったじゃない」と言われた
双子のエコーを見て「一つになればいいね」と言われた(双子はハイリスクのため)
産後うつをチェックするための質問票を書かされた(無事に出産したママのためのものなので、赤ちゃんを愛しいと感じるか?などの質問項目がある)
死産後にお祝膳が出てきた
小さな我が子が冷たい銀色のトレーにのせられていた
流産を「よくあること」だと言われた

医療従事者の声
ママたちのリアルな声は医療従事者の立場としてとても勉強になる
ペリネイタルロスケア研修に参加してみたが、まだまだ進んでいない病院がほとんどだった
スタッフそれぞれの経験年数によって、ママへの対応がまるで変わってしまう
たった一つの言葉でも、受け取る側の気持ちを考えなければいけない


まとめ
「普通の」赤ちゃんだったらこんな扱われ方はしないのに...という悲しみの声が多かったです。

「普通の」赤ちゃんなら、へその緒を勝手に処分することもないし、銀色のトレーに載せられることもありません。

亡くなった赤ちゃんだからそれが許されるわけではありません。

理解が少ない病院もある一方で、積極的に赤ちゃんが生きた証を残すためのお手伝いをしてくれる病院もあります。

もちろん中には亡くなった赤ちゃんと会うことや写真に残すことを躊躇われるママ・パパもいらっしゃるので、押し付けにならない形であることが大切です。

そして、赤ちゃんのために出来ることについての選択肢を医療機関側が示すことで、救われるママ・パパはたくさんいらっしゃいます。

わが子の死の受け止め方は多様で、正解も不正解もありません。

ママとパパに合った想い方をしてあげることが、赤ちゃんの幸せに繋がります。

亡くなった赤ちゃんも「普通の」赤ちゃんと同じように扱ってくれる病院に、感謝をしているママ・パパが多くいらっしゃいました。

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