水子供養の流れと費用を解説|お布施の書き方・服装・寺院マナー・手順まとめ

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※最終更新日:2025年7月3

(内容は日々追記・アップデートしています。)

この記事では、水子供養を考えているママ・パパ、またそのご家族の方に向けて、「お布施の相場や書き方」「供養当日の服装」「お寺でのマナー」など、事前に知っておきたい情報をわかりやすくまとめました。

深い悲しみの中での供養になりますが、少しでも心穏やかに、大切なわが子と向き合う時間となるよう、お力添えできれば幸いです。

★水子供養とは

水子供養(みずこくよう)とは、流産、死産、新生児死などでお空へ旅立った赤ちゃん(水子)のために行う供養のことです。

「水子」とは、仏教用語で「この世に生まれる前に亡くなった赤ちゃん」「生まれて間もなく亡くなった赤ちゃん」のことを指します。


日本では古くから、どのような命も尊いものとして扱われてきました。

水子供養は単なる宗教的儀式ではなく、赤ちゃんへの感謝やお詫び、安らかに眠ってほしいという気持ちを届ける行いです。

そして、ママ、パパが悲しみと向き合い、その後の人生を歩んでいくためのきっかけになることもあります。


水子供養についての詳細はこちらよりご確認いただけます。

★お布施(ふせ)の基本とマナー

■ お布施とは?

お布施とは、お寺での読経(どきょう)や供養への感謝の気持ちを表すために渡す金銭のことです。供養の内容にかかわらず、金額ではなく「心」が最も大切にされます。

■ お布施の金額相場

水子供養におけるお布施の相場は、一般的に5,000円〜30,000円程度と言われています。

これはあくまで目安であり、供養方法によっても変動します。


・個別供養(読経あり):5,000~30,000円程度

・合同供養:3,000~10,000円程度

・永代供養:30,000円〜(施設によって異なる)


以下のようにお布施の金額についてはお寺によってあらかじめ決められている場合もあります。

例:「水子供養 1霊につき 5,000円」「永代供養 30,000円〜」など。


HPや受付で明確に案内されていることが多く、事前に確認が可能です。

迷ったときは、お寺へ連絡し、「お布施の金額について、御本堂で目安などございますか?」と聞いておくと安心です。

■ お布施の渡し方と表書き

お布施の包み方

・お布施は白い封筒に包みます

・「御布施」と表書きをし、下部分には用意する方のフルネーム、または名字を記します。記入は薄墨ではなく、黒の毛筆を用います。

・現金は新札を用意します(僧侶へのお礼であるお布施は新札でも失礼にはなりません。)

・お札に印刷された肖像画が封筒の表面を向き、金額が書かれている左側が袋の底に来るよう向きを揃えます


お布施を渡すタイミング

一般的には、供養を行う前に受付で渡すことが多いです。事前に寺院に確認し、指示に従ってください。

慣れない場面で緊張するかもしれませんが、寺院の方々は理解を示してくれるはずです。

★服装・持ち物について

水子供養における服装は、一般的には喪服(黒の礼服)が基本となります。しかし、近年は喪服でなくても良いとする寺院が増えています。


女性の場合

・黒のワンピースやスーツ(紺、グレーなどの控えめな服装も可)

・アクセサリーは真珠の一連など控えめなもの

・ストッキングは黒か肌色


男性の場合:

・黒のスーツに白いワイシャツ、黒のネクタイ(紺、グレーなどのスーツも可)


お子さま

・制服や、落ち着いた色味の服装が無難です


特に私的な供養の場合や寺院によっては、「普段着でもかまわない」と明示しているところもあります。不安な場合は、事前に確認することをおすすめします。


数珠をお持ちの方は、是非、ご持参ください。

★水子供養の依頼手順

水子供養を依頼する一般的な手順は以下の通りです。


1.情報収集

インターネットや口コミなどで、水子供養を行っている寺院の情報を集めます。家の菩提寺がある場合は、まずそちらに問い合わせるのが一般的と言われています。


2.電話での問い合わせ

寺院に電話し、水子供養の受け付けをしているか確認します。この時点で、おおよその費用や必要なもの、供養の内容について尋ねておくと安心です。

また、何か希望があれば、このタイミングで一度、お話しください。

中には、事前に直接、住職さんと会って、「不安や疑問を解消し、自身の希望を伝えた。」という方もいらっしゃいました。


電話での問い合わせや住職さんとの面談の際、以下のような点を相談される方が多くいらっしゃいます。


・供養の方法や流れ

・必要なものや準備しておくべきこと

・費用の詳細

・今後の供養や法要について

・特別な希望(例:名前をつけたい、手紙を納めたいなど)


3.日程調整

供養を行う日時を決めます。四十九日など宗教的な意味がある日や、月命日など赤ちゃんとの思い出の日などを選ぶ方もいます。


4.必要なものの準備

寺院の指示に従って、必要なものを準備します。一般的には以下のようなものが必要です。


・お供えもの(お花、お菓子など)

・お布施(寺院によって相場が異なります)

・ある場合はお骨

・エコー写真など思い出の品(希望する場合)


5.当日の流れ

・指定された時間に寺院を訪れます。

・住職さんの指示に従って、読経や法要に参加します。

・水子供養の授与品(御札、肌身御守、絵馬など)があれば受け取ります。


6.継続的な供養

初回の供養後も、お誕生月や節目に合わせて、定期的に寺院を訪れてお参りすることができます。

供養した寺院が遠方の場合、ご自宅に赤ちゃんのメモリアルスペースを設け、自宅でも心を込めて供養を続ける方もいらっしゃいます。

わたしたちは、月に1回のペースで水子供養をしていただいた寺院へ訪れ、手を合わせています。

★ よくある質問Q&A

Q1:一人で水子供養に行っても大丈夫ですか?

A:はい、一人でも問題ありません。寺院のスタッフが案内してくれます。ただ、精神的な支えが必要な場合は、信頼できる人に同行してもらうことも検討してみてください。


Q2:水子供養は一度だけするものですか?

A:一度だけという決まりはありません。定期的に供養される方もいらっしゃいます。ご自身のお気持ちに合わせて、必要なときにすることができます。


Q3:お布施以外に必要な費用はありますか?

A:寺院によって異なります。位牌や水子地蔵の建立には別途費用がかかることがあります。事前に確認しておくことをおすすめします。


Q4:他の宗教でも水子供養はできますか?

A:水子供養は仏教の儀式ですが、他の宗教の方も受け入れている寺院が多いです。また、神道や他の宗教でも、それぞれの作法で供養を行うことができます。


Q5:お寺に行けない場合、自宅で供養できますか?

A:はい。赤ちゃんの写真やお守りを前に、静かに手を合わせることも立派な供養です。


Q6:子どもを連れて行ってもよいですか?

A:可能です。寺院によってはキッズスペースがある場合もありますが、配慮が必要な場面もあるかもしれません。


わたしたち、Soramusubiは、”世界で唯一、お空へ旅立った赤ちゃんへの想いを形にするメモリアルショップ”として、

自分なりの子育てができる空間を作る”赤ちゃんのためのおうち”や、お位牌に代わる、赤ちゃんのお名前、誕生日、命日や体重、身長を刻印できるメモリアル品など、多数の贈りものを取りそろえています。

お位牌のご準備やご自宅で供養をご検討されている方は、こちらよりご確認ください。

★最後に

小さな赤ちゃんへの供養は、他人には見えない深い愛情と想いに包まれたものです。

お布施や服装に「正解」はありません。ママ・パパが納得できる形で、心穏やかに赤ちゃんと向き合うことが最も大切です。

どうかご自身のペースで、無理のない範囲で過ごしてください。この情報が、少しでも支えになりますように。

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